『イマノカゲキ/切手のない手紙』稽古日誌①

どーも、演出のチュースキーです。

最近、やることが多くて稽古日誌の執筆が遅くなってしまいました!!
(いやいや、昨年からずっとやることが多いんですが……)

で、ついに始まりましたヨ! 『切手のない手紙』の稽古が!!(まあ、先週ですが……)

 

先日の日曜日から、森川梢さん、松永衣吹さん、伊藤和美さんの3キャストが合流。

この日は、台本の読み合せと、歌の稽古。

 

ですが、実はまだ台本は完成していません。
現在、まだ第二稿なんです。

一応、自分の名誉のために言っておきますが、

仕事をしていない訳ではなく、あえて第二稿のままにしておきました。
(これ、信じてもらえるかなー)

今回は、舞台をBARに移しての再演なんですが、
リライトするときに、どの部分を膨らませてどの部分をカットするか
年末からしばらく試行錯誤しておりました。

 

そもそも、再演するこの作品の台本的な命題としては、「初演よりも絶対に面白くしなければいけない」なんです。

ですから、まずはすべての土台になる台本を、初演より強度を高めた・鉄板状態にしないといけない。

そのためには、語尾を変えるとか、セリフを変えるというレベルじゃなくて、もっと抜本的な改革が必要になる場合があります。

 

正直なところ、「新作書く方が楽だよ、これ」と思いながら作業しています。

今やっていることは一度出来上がったビルを、解体して最終的にはもっと高いビルを建てる作業に近いです。
解体にエネルギーを要し、さらに建築にまたエネルギーを要します。

一度出来上がったものなので、それなりに想いもある。

さらに慎重に作業しないと、初演の面白さを潰してしまう可能性もある。

意外にデリケートな作業に直面しています。

 

 

そこで、先日の本読みです。

一旦自分の手と頭を休めて、役者さんたちに読んでいただき、
「作り手目線」から「観客目線」で台本と向かい合います。

 

森川梢さん、松永衣吹さん、そして伊藤和美さんの3人が
久しぶりに、それぞれの役柄を意識して台本を読んでいきます。

「森川さん、松永さん、一新された台本に向かい合いながら、声に出してセリフを読んでいきます。」

 

3人が声に出してセリフを読んでいくと、

今まで気付かなかった矛盾や流れの不自然さが浮かび上がってきます。

さて、ここで現れた問題点を、どう修正していくのか……
まだまだ、台本直しの作業は終わりそうにありません。

 

 

 

そして稽古では出来上がってきた、楽曲の練習もスタート!

今回ほとんどの楽曲を書き直しています。

今回の楽曲、前作を上回るクオリティーで、作詞をしながら心が震えることがあります。

 

 

伊藤和美さんの指導の元この日は、森川さんと松永さんのデュエット曲の練習。

この曲、いいんです! 楽しくて、盛り上がるんです!

 

「イマノカゲキ名物 歌稽古! この日は初めて渡された歌詞を見ながら音を取ります」

「はじめての曲に苦戦する、森川さんと松永さん」

 

ってな訳で、これからより面白い作品になるよう、作り込んでいきますので

皆さん、応援しててくださいね!

 

この作品、「3人芝居の名作にしたい!」そのくらいの思いで創作に取り組んでおります。

 

「稽古終わりはこれ! 昨年入れたボトルを飲み干して、新しいイマノカゲキ・ボトルを入れました!」

切手のない手紙 ご予約も受け付けております。
今作は、番外公演ということでお席に限りがありますので
お早めにご予約くださいませ!

 

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