『イマノカゲキ/切手のない手紙』稽古日誌③ ピアノ合わせ!

こんばんは。演出のクワハラーノです。

いよいよ本番まで一か月くらいに迫ってきた『切手のない手紙』。

今日の稽古は本番で利用するBAR・Amourで行いました。
これってかなり贅沢なことなんです。

普通であれば、本番で利用する劇場は、
諸問題で直前でないと利用できないことが多いのですが、
今回は劇場ではなくて「BAR」公演ということもあり
オーナーさんのご配慮もあって、
いきなり本番会場で稽古を始めております。

今日はまず、店内のレイアウトを考えることからはじめました。
劇場と違い、パネルやセットを組むことはないのですが
その分、すでに店があるので、動けるところ、動けないところを
確認しながら、お客様の席がどのくらいとれるのか
今一度入念に確認します。

結果、今まで計算していた以上のお席を作れそうなことがわかりました!
多くのお客様に見ていただきたい作品だけに、
大きな収穫となった作業でした。

ピアノに置かれた楽譜と台本。両方見ながらの演奏もなかなか大変です。

その後、出来上がってきた楽曲を練習します。
作曲家・兼ヴォイストレーナーの伊藤さんの
的確なアドバイスが、歌い手の森川さん、松永さんに振り渡されます。

2人とも、素晴らしいソロ曲をいただいているだけに、
真剣な表情で、伊藤さんの指導を聞きながら、練習を重ねていきます。

2人で歌う、姉妹の曲の練習! 前回よりもうまくなっています!

伊藤さんからのダメ出しを細かくメモしていく2人。地道な作業です。

松永さんのソロ曲の練習。ピアノだけで泣きそうになる名曲!

詞やメロディを覚えようと必死の松永さん。

 

松永さんのスローバラードについては、「もっと俯瞰的に歌って」とか
森川さんのアップテンポなポップスについては、「怖くならないように」とか
的確な指導が飛び交います。

それでも、長年伊藤さんの下でボイストレーニングを積んでいる2人なので
飲み込みが早いです。
練習をやればやるほど、ドンドン歌が良くなっていきます。

しばらく歌練習をしていると、ピアニストの石田さんが合流!
石田さん、今日は稽古にくる予定はなかったのですが
今回の曲を引き出すうちに、みんなと合わせたいと思って
わざわざ合流してくれました!
メンバーのやる気の高さがうかがえる一幕です。

曲の細かい修正箇所を石田さんに連携する伊藤さん。

森川さんの曲はエモーションが凄い! 歌いきれれば破壊力抜群の名曲!

石田さんのピアノで練習する森川さん。ピアノ合わせは難しい!

 

伊藤さんが書いた曲を、ピアノで演奏する石田さん。
現場からは思わず拍手が起こります。

石田さんのプレイの素晴らしさ、そして曲が持つ力に
改めて感動するチームでした。

例えて言うなら、

硬いワインがデキャンタージュして
そのポテンシャルを大いに発揮した感じのように、
曲が持っている素晴らしさが、ピアノ演奏によって
最大限引き出された感じがしました。

前回の『かぞくのおかね』の時は、電子ピアノでしたが、
今回はグランドピアノです。

一音一音の広がり、感情表現がものすごく繊細に響き渡ります。

BRFが作る作品では必ず「生演奏」が入ります。
これが私たちのやりたいことなんです。

『切手のない手紙』は初演もグランドピアノだったので
まさにこの作品にはなくてはならない存在なのが石田さんとピアノ。

これは是非、生でお客様に聞いていただきたい!

一通り曲の感じを掴んだ石田さんのピアノに合わせて、
今度は歌を合わせてきます。

間奏の長さ、1番と2番に変化を付けた演奏にする等々
ピアノ側の調整をする一方で、
ピアノと合わせて歌う、森川さんと松永さんの
細かい歌唱指導が入っていきます。

今作は一時間位のお芝居の中に歌が7曲も入っているほど、
歌の存在感は作品の中でとてつもなく大きいです。

だからこそ、時間をかけて、焦らず、着実に、一歩一歩稽古を重ねています。

明日からは、いよいよ立稽古が始まります。

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↑休憩の一コマ! 動画でございます。

ラグジュアリーな4人。 楽しそー

稽古終わりの憩いのひと時!

珍しい日本酒を頂きました。山形のお酒。栄光冨士 ZEBRA 純米大吟醸 無濾過生原酒!!

今からどんな芝居になっていくのか、楽しみです!

 

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