『イマノカゲキ/切手のない手紙』稽古日誌⑩ ついに初通し!
こんばんは、演出のチュースキーです!
『切手のない手紙』はありがたいことにお席もかなり埋まってきております。
そして、稽古内容も本番に向けて、かなり埋まってきております。
さて、今週水曜日の稽古ですが、こんな感じでした!
2/28(水)稽古スケジュール
10:00 集合 会場設営
10:20 発声練習
10:50 姉妹の曲練習(振り込みで)
11:10 3人の曲練習 (振り込みで)
11:30 エンディング曲練習(振り込みで)
11:50 昼休憩
13:00 みずきソロ曲練習(振り込みで)
13:30 かすみソロ曲練習(振り込みで)
14:30 通し準備 小道具準備等
15:00 通し稽古開始
16:30 通し稽古終了 フィードバック
17:00 休憩
17:30 小返し 気になった部分
19:00稽古終了
これを見て、「ああ、イマノカゲキだなー」と思った方もいたかと思います。
ちなみにこのタイムスケジュールを見て「やっぱり、イマノカゲキだよねー」と呟いている森川さんや松永さんを何度も見ています。
そうなんです。今さらですがイマノカゲキは稽古時間が長い! (今回の稽古も基本ずっとこれ位で行ってきました)
以前池袋演劇祭の受賞パーティーの時にある団体の演出家さんから「ミュージカルって稽古時間がストレートプレイの3倍かかりますよね!」と言われましたが
本当にその通りなんです。
芝居やって、歌やって、踊りをやって……これをやると一日があっという間に終わってしまいます。
しかも、稽古中に台本は書き直す、歌詞は替える、メロディーやリズムも変わるとあって
役者さん、演奏者さんたちは、覚えるのも大変なんです。
そんなこんなで、「まずはやることを一つづつやっていく」ことを地道に続けてきて、この日やっと通し稽古をすることができました!
この日はピアニストの石田さんが合流できなかったため、芝居のみでの通し。
何度も稽古をしていても、やっぱり初通しは緊張するもの。
森川さん、松永さん共に、今作ではなかった独特の緊張感が全身から漂っています。
伊藤さんは、その緊張感からから、リラックスしようと気になったことを話し出したりしています。
そして、定刻の時間。
「それでは、「切手のない手紙」一回目の通し稽古を始めます。よろしくお願いします!……はいっ!」(クワハラ)
と、初通し稽古が始まりました! (写真を撮る暇がなかったので、先日の写真をお届けします!)
妹・みずきにいいよる、姉・かすみ のテンポが重要なシーンを演じる2人
謎の女・あやめ、とみずきの掛け合いのシーン! 真剣です
かすみとあやめが楽しく、団らんしているシーン
みずき、姉・かすみに何やら不満げな様子
あやめのソロ曲! 本当にいい曲です。
今まで作ってきた部分が、初めて一本化される瞬間。出演していないワタシもとっても緊張する時間です。
私は演出なので、通し稽古をして気づいた部分をメモを取っていくのですが、そのお芝居を見て
ふと閃いたことから、想像が膨らんだりすると演技についていかなくなるので、脳が別のところにいかないように
かぶりつくように芝居を見入ります。
それに写真や絵画と違い、舞台は時間軸がある表現手段なので、作品全体を時間軸で捉えた時に、新たな発見が多いんです。
森川さん、松永さん、伊藤さんも、通し稽古で掴む全体のリズムや心情の変化などを、初通しで確認しておるようです。
今回の作品は約70分の中編作品なのですが、実際に通し稽古をすると、やっぱりボロボロと多くのことに気づかされます。
と、時間は流れて、あっという間に通し稽古終了!
クタクタになった役者さんたちに集まってもらい、今の通し稽古についての意見を共有します。
私の感想としては一回目の通しにしては、いい出来だと思いました。
あとは、これからどれだけクオリティを上げていけるかです。
今回のメンバーなら、もっと高い所に行けると思っていますので、
最後までやりきります!
ということで、これからドンドン昇っていく、『切手のない手紙』に是非ご期待ください!
次回はピアニストも交えての通し稽古になります。
こちらもご期待くださいませ!!
ちょっと変わった姉妹の物語が『切手のない手紙』です!
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