『イマノカゲキ/かぞくのつもり』稽古日誌⑬8月の花火!
こんばんは、演出のチュースキーです。
気が付けば世間はお盆ですね。
今年は暑さがひどかったので、皆さんお疲れかと思います。
夏の疲れをいやすには効果的な
イマノカゲキの8月頭の稽古の様子をお伝えします!
8月一回目の稽古は4日土曜日でした。
この日ははじめに、先週新しく作った後半のシーンの小返しを行いました。
前回いなかった役者さんのシーンを本役で固めていきます。
絶叫する人、倒れる人、ときめく人、呆れる人
色んな人間模様が現れるシーンを何度も繰り返して
確実にしていきます。
坂井さんの意思が前面に出るシーン。緊迫しています。
一人だけ叫んでいる方がいます。そうDEWさんです。これだけ叫んで喉をつぶさないのが凄い。
皿屋さんがある人めがけて、飛び出しているシーンです! 沢山の人がステージ上にいます。
小山さんに人生最大の危機?が訪れるシーン。白熱しています。
このシーンを絡むはずの役者さんがいないので、「いる」ということで芝居をしている小山さん
時間はかかるのですが、こうやって着実に地固めができる瞬間が
本当に楽しいです。
それから昼休憩ですが、ここで何と出演者久保田さんの
「落語」が始まりました。久保田さんは「インディース落語家」としても活躍しており
次の寄席の練習も兼ねて一席やりたいということでみんなに披露。
流れるようなお話で、役者さんの疲れも少し外に流れたようでした。
みんなが聞き入っているのがこちら!
和装に身を包んだ久保田さんの落語でした。
休憩後は、今まで手つかずだった五曲目の劇中歌の稽古に突入!
この曲は、他の劇中歌と完全に差異付けして「ショー」にするという
構想があったのですが、試行錯誤しながら
歌詞や曲の書き直しに追われ、なかなか手が着けられない状態でした。
それが満を持して稽古に突入できました。「やっと立体になった!」という
密かな感動が私の胸の中に生まれました。
この曲、振付師でもある青木さんが、これでもか!という位踊りまくります。
そこに伊藤さん、喜田さんのツインボーカルが入り、他の役者さんたちも参加するという何とも豪華な構成です。
青木さん、合流です。
このダンスではありません。一体何をしているのでしょう?
動線の打合せをする伊藤さん、喜田さん、青木さん、この3人がメインの曲です!
ゆっくりと、少しづつ、動きを作っていきます。
さらに周りの人も巻き込まれて、ド派手なショーになる予感!
空いている時間にセリフを確認している坂井さん。
岡さん、久保田さん、五十嵐さんの3人。
最近、「愛嬌」という言葉を覚えたDEWさん。
隅にいるのは皿屋さん。衣装用の靴に履き替えています。
山本さん。特に何もしていません。がこの方、要チェックです!
こちらは坂井さん。後にいるのは佐々木さん。
こちらは松永さん。手前にあるのは……
何かの衣装のようですね、何をやるのか楽しみです。
はい、「今日の小山さん」。テーマは「苦悩」
そんな小山さんに仲間が登場しています。五十嵐さんです。テーマは「旧石器時代」
……と、まだ稽古を始めたばかりですが、これはとっても面白くなりそうです!
それからオープニングの曲の動きを変更したり、芝居をしたりしていると
2面作戦の時間。
別部屋では北林さんによる、ボイトレの個人練がはじまりました。
オープニング、ダンサーズの皆さんに指示を出す青木さん。
五十嵐さん、坂井さん、何度も何度も同じフリを練習します。
北林さんの個人練習がスタート。癖を見つけて潰す地道な作業です。
山本さん。口の開け方から指導が入ります。
こちらは3人であるシーンの練習!
どうしたんでしょう? 佐々木さん。
窓の外を見ると……
すると、窓の外からパトリオットミサイル? ではなくて
花火が打ちあがりました!
ドーン! と打ちあがった花火!!
まさか稽古中に花火が見れるとは……
そうです、この日は板橋区の花火大会!
しばし稽古を止めて、夏の夜空に舞う烈火の花々をみんなで見つめました。
打ちあがっては消えていく花火を眺めながら、一緒に夏を感じた
イマノカゲキのメンバー。
花火を見つめるみなさん。皿屋さん、嬉しそう。
「綺麗に咲いてははかなく消えてしまう」花火その存在はお芝居に似ているなーと思いながらも、だからこそ、見てくれたお客さんの心に残るような作品を作ろう、と思いを新たにした夜でした。
ということで最後まで稽古をやりきったメンバーたち!
最後は「○○ざんまい」ポーズで終了!
8月に入り、やることがとっても多くなっていますが
役者さんたちはみんな、本当に頑張っています。
その集大成を是非、劇場でご覧くださいませ!