この度はイマノカゲキ第6回公演『8人のおかしな女たち』をご覧いただきありがとうございます。

相関図

脚本・演出 クワハラーノ=チュースキー

この度はご来場・ご鑑賞ありがとうございます。作・演出のクワハラーノ・チュースキーです。

この作品は、フランスの劇作家・ロベール・トマが書いた「8人の女達」がモチーフになっています。この戯曲はフランスの映画監督フランソワ・オゾンが2000年にフィルムに収めて興行的にも大成功した作品です。

同作品はかなり重い悲劇ですが、それをイマノカゲキテイストに一新して作り直したのがこの「8人のおかしな女たち」です。

設定を1950年代前半の日本に置き換えて、登場人物も日本人の感性に合うように再構築しました。

さらにミュージカルコメディを歌っているイマノカゲキなので、サスペンスをどこまでコメディテイストに持っていけるのか、台本執筆中は随分苦心しました。長きに渡る格闘の結果、よい塩梅になったと自負しているのですが、いかがでしょうか。

舞台の背景になっている1950年代前半という時代を調べると戦争の傷跡がまだ色濃く残っている、貧富の差が凄まじい格差社会。女性の自殺率は今よりもはるかに高く、妊娠中絶の手術は今の5倍、平均寿命は今よりも15歳も短く、街には物乞いがあふれ、すべてにおいて男女が不平等だった時代。

そんな時代の中で、懸命に生きた8人の女性の喜怒哀楽を、時におかしく、時に悲しく綴ったのがこの作品です。

今までのイマノカゲキ作品をご覧になった方はお気づきかもしれませんが、本編中のBGMやSEが多いのがイマノカゲキの特徴でした。

しかし、今回は8人の女たちの感情をより濃厚に表現するために、SEやBGMを極力減らしています。こんなに音が無いのはおそらく初めてではないかと。

その分、役者さん達と対話を重ね「このセリフを言う時は何を考えているのか?」

「どうして、今そんなことを話すのか?」「どうしてその場所に移動するのか?」等、登場人物の行動や心情を細かく作りこむ稽古を続けてきました。本編は今までのイマノカゲキ作品とは一風変わったテイストに仕上がっているはずです。

一方で劇中歌の数は増えています。これは意図的に増やしました。よってイマノカゲキバンドは例年通り大忙しです。そのため、劇中歌の稽古は例年以上に大変なものとなりました。

正直、いくら時間があっても足りない、しかもコロナ禍で稽古時間はいつもよりも取れない、という厳しい環境の中で、感染症対策に気を付けながら作曲・歌唱指導の伊藤和美さん、振付の久本奈美さんの熱意ある指導の下、形になるまで延々と稽古を続けてきました。

イマノカゲキは稽古時間が長いことで一部で有名となっていますが、今回もそのタフな稽古をこなしてくれた役者さん達について一言。

今までのイマノカゲキ常連メンバーに加え、オーディションで知り合った新たな才能が加わり、個性豊かな素晴らしい8人が集いました。多彩な才能を持つ彼女たちと稽古するのが面白くていつも稽古場に行くのが楽しみでした。この役者さん達と芝居を作れたのは2021年の大きな収穫です。

今作で私が目指したのは、時代を経ても変わらない人間の普遍的な想いを表現したいということです。今とは時代背景が異なるけど、時代という大きなうねりの中で生きる人々の心情は今の昔もそうそう変わらないのではないかと。いや、むしろ、時代と距離をとることによって、今を生きる私たちが見落としがちなものが浮き彫りになってくるのではないかと。それが何なのかは本編を通してみて、お客様自身に感じていただければと思っております。

最後になりますが、この作品を支えてくださった沢山のスタッフの皆さん、そして今日ご来場・ご観劇くださっているお客様に深く感謝申し上げます。

作曲 伊藤和美

御来場の皆様、配信でのご観劇の皆様、心から感謝申し上げます。

昨年来、私達はコロナ禍と言う同じ苦難を共有しています。
とはいえ、お一人お一人抱えている悩み、苦しみは千差万別です。
どんな時代でも、どんな境遇であっても、希望さえあれば人は生きて行けると信じています。
日々、皆様のご健康を心からお祈りし、生きて生きて生き抜いて、又劇場でお会い出来る事、願って止みません。

本日は本当にありがとうございました!

キャスト

登場順

《バンドメンバー》

Bass 坂出雅海(ヒカシュー)

Keyboard 石田麻由子

Drum 小池麻衣-maimai-

Guitar 磯谷直史(THE ANDS)

稽古場写真

写真:柴田博道/新井夏織

公式グッズのご案内

今年もBlu-ray・DVDの販売を行います!

本編映像だけではなく、60分に及ぶ稽古映像『8人のおかしな女たちができるまで』を収録!!

他にも、出演者たちによるコメンタリー映像も同時収録された、大変お得なBlu-ray・DVDとなっております!!

是非お見逃しなく!!

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アンケート

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今回の公演の感想などお聞かせいただければ幸いです。

次回公演の参考にさせていただきます。

スタッフ

作・演出 クワハラーノ・チュースキー

作曲 伊藤和美

舞台監督 大島健司(Pカンパニー)

美術 持木慎子(持木工房)

音響 坂出雅海

照明 近藤可奈子

歌唱指導 伊藤和美

振付 久本奈美(KHDS)

演出助手 守田紀一(劇団だっしゅ)

宣伝美術 河野佐知子

スチールヘアスタイリスト 丸山紗來

映像撮影 ShimaZi/畑中涼真/柏木朝之

写真撮影 柴田博道

場内アナウンス カトコー

制作 中村雲

協力 テアトル・エコー/ガイアコーポレーション/山田自動車工業/山本健治

製作 BlackRomanceFilms